血統・・・この難解なもの
サラブレッドはいかなる場合も血統と言う宿命から逃げられない
現在芝レースの最高の栄華を享受しているディープインパクト
種付け料は4000万円
これだけの種付け料を出しても生産者は種付けを望んでいる
では・・・この馬の成績はどうなんだろう?
芝レースは過去3年間で5000頭あまりの出走があって複勝率は35%
これは現在のサラブレッドの産駒では最高の数字(300頭以上)
では・・・個別に見てみよう
距離に対して関係者はどう見ているのだろう?
1600m~2000mが大体の主流・・・1600mが一番多い・・・これは意外な結果
次いで1800m・2000mと続く
競馬場ではどこが一番良いのか?
平均して良いのだが、京都競馬場が36% 平均より1%高い
東京は34%と平均より1%落ちる 中山は32% 阪神は35%
一番成績の悪い競馬場は函館 27% 平均より8%も落ちている
それでも高い複勝率を誇っている。
かって藤沢調教師はディープ産駒は晩成型だと言っていた
でも・・・データは逆に出ている
2歳は54%と抜群に高く 3歳になると36% 3歳の混合戦では29%と成績が落ちている
4歳以上になると更に落ちて27%
これは強い馬が早めに引退するのと関係があるのかも
でも・・・藤沢調教師が思っているのと逆の成績になっている
日本の有数な調教師でさえこんな認識
いかに血統の数字を見ていなくて感覚で言っているのか分かる
クラス別で見てみよう
新馬・未勝利で42%・・やっぱり高い数字
500万で31% 1000万で27% 1600万で33% オープンで28%
重賞で30%
こうして見ると平均の複勝率35%は2歳3歳の早熟の時期で稼いでいるのが分かる
結果・・・ディープ産駒は早熟
牡馬・牝馬の差は3%位牡馬の方が良い 牡馬35% 牝馬32%
ダートは700頭強が出走して複勝率23%
これは平凡な数字
ここでも京都が良くて27% 芝でダメな函館は26%と平均より良い
新潟は11%と苦手な部類
一番良いのは小倉 29%
牡馬22%に対して牝馬は25%と高く、ダートに関しては女性上位
夏の小倉のディープ産駒は牝馬がねらい目
2歳3歳と複勝率が高く30%強 クラスは新馬未勝利が32%と高くクラスが上がるにつれて成績が悪くなっていく
500万 23% 1000万 13% 1600万 15% オープン 8%
重賞では10走して0%・・買えない
馬場は良で22% やや重で24% 重で24%
馬場が悪い方が成績が良い
芝レースはあんまり大差はないが重になると少し成績が落ちる 30%